インコ(小鳥)の火葬は必要?火葬無しで庭に埋める?遺骨を残すコツやインコの火葬方法を解説!

インコ ペット火葬・葬儀

インコ(小鳥)は他の動物と同じように火葬できる?

インコなどの小鳥も、他の動物と同じように火葬できます。基本的にはペット火葬業者に依頼することになるでしょう。しかし場合によっては、インコの火葬に対応していない火葬業者も存在するので注意が必要です。

インコ(小鳥)の火葬で遺骨は残るのか?

インコなどの小鳥も、火葬後に遺骨を残すことは可能です。遺骨を残せない場合、多くは火葬する業者の技術面が影響しています。小動物用の火葬炉がある施設や火葬に携わる人の技術があれば、しっかりと残せるでしょう。

インコ(小鳥)が亡くなったら火葬は必要?

骨つぼ

そもそもインコが亡くなってしまったときに、火葬は必要かどうか迷われる方もいると思います。結論からお伝えすると必要ではありませんが、行った方が良いでしょう

一応小鳥などの小動物であれば、土葬(火葬せずに土に埋める)という形で庭に埋葬できます。しかし土葬の場合は以下のようなトラブルが発生する可能性も。

  • 虫が湧いたり臭いの原因になったりする
  • 野生の動物に掘り起こされることもある

ただし火葬したあとに埋葬すれば、臭いは発生しづらく掘り起こされることもなくなります。

そのため基本的には火葬で遺骨の状態にしてから、供養をしてあげるのがおすすめです。

インコ(小鳥)の火葬方法!亡くなったらどうすればいい?

ペット火葬の参列者

インコが亡くなってしまったときに、どのような行動をとればいいのか悩む方もいるでしょう。インコを火葬する際には、以下のような手順に沿って順番に対処していきましょう。

  1. 遺体を清潔にして涼しい場所に保存する
  2. 火葬する手段を考える
  3. 火葬のプランを考える
  4. 火葬後の埋葬・供養方法を考える

1つずつ確認しましょう。

①インコ(小鳥)の遺体を清潔にして涼しい場所に保存する

インコが亡くなってしまった場合は、気持ちの整理がつかなくて辛いと思います。しかしまずは遺体を清潔にして、涼しい場所に安置してあげることを優先させましょう。

亡くなってから時間が経過すると、死後硬直が始まり遺体が傷みやすくなってしまいます。大切なペットをしっかりと保管するため、小鳥が入る大きさの箱に保冷剤などを入れてあげてください。

火葬業者に連絡する前に、遺体を綺麗な状態で保つようにしましょう。

②インコ(小鳥)を火葬する手段を考える

インコの火葬を行う方法としては、大きく分けて以下の2通りがあります。

  • 民間のペット火葬業者に連絡する
  • 自治体が運営する火葬施設に連絡する

結論からお伝えすると、民間のペット火葬業者に連絡するのがおすすめです。

自治体の担当部署に連絡して火葬をしてもらうことも可能です。しかし他のペット達と一緒に火葬をする「合同火葬」だったり、ペットの遺体を廃棄物とみなして捨ててしまったりすることが一般的。費用は数千円で済むケースも多いのですが、ペットのことを考えるならしっかりとした火葬業者に依頼してあげた方が良いでしょう。

その点民間のペット火葬業者であれば、大切なペットを丁寧に供養できるよう最適なプランがそろっています。以下のようなサービスを受けられることも多いでしょう。

  • 出張で来てくれて、火葬とお骨上げまで担当してくれる
  • 小さなお骨を残すため火葬技術に長けた専門スタッフがいる

自治体と比べて民間のペット火葬業者は価格が高くなりますが、大切なペットをきちんと供養したい方にはおすすめの方法です。

ただしインコ(小鳥)の火葬に対応した火葬業者を探す必要がある

冒頭でもお伝えした通り、インコなどの小動物を火葬するのであればそれらに対応している火葬業者を探す必要があります。小鳥は空を飛ぶため骨が小さくて軽い場合も多く、遺骨を残すことが難しいからです。

極小動物の火葬について公式HPで説明してくれるところを探し、その中でもハムスターや小鳥の火葬実績がある火葬業者に依頼しましょう。中にはインコ専門の火葬業者などもあります。鳥類の火葬経験が豊富なペット霊園の場合、下顎・クチバシ・喉仏・指先まで綺麗にお骨を残してくれる施設も存在します。

反対に以下のような業者にインコの火葬を依頼する際は、注意しましょう。

  • 「インコの火葬をお受けします」とだけ書いてある
  • インコの火葬後はお骨の取り上げが難しいと書いてある
  • インコなどの極小動物に適していない火葬炉を使用する
  • 火葬したことのない人が憶測で情報を書いている

動物の火葬を専門とした火葬業者であっても、しっかりと確認をしておかないと遺骨が残らないケースもあります。インコの火葬で遺骨を残したい場合は小動物専用の火葬炉を持ち、実績豊富な業者を選ぶことが大切です。

③インコ(小鳥)の火葬のプランを考える

民間のペット業者であれば、さまざまな火葬プランが用意されています。

  • 合同火葬:複数のペットを同時に火葬する方法
  • 一任個別火葬:自分のペットのみを火葬する方法(立ち会いはできずお任せになる)
  • 立会個別火葬:自分のペットのみを火葬する方法(立ち会いができ、最後まで見届けられる)
同時に火葬するペット 立ち会い お骨上げ 返骨
合同火葬 あり なし なし なし
一任個別火葬 なし なし なし 基本的にあり
立会個別火葬 なし あり あり あり

※業者やプランによって異なるので、事前に確認しておきましょう。

火葬のプランごとに表にまとめると上記のようになります。合同火葬の場合、返骨は基本的にないので注意しましょう。つまり火葬後の遺骨を見たり、家に持ち帰ったりはできません。

返骨を希望するのであれば、立会個別火葬を選択するのが最適です。プラン内容に立ち会いやお骨上げも含まれているため、大切なペットをしっかりと供養してあげられますよ。

なおインコの火葬費用の相場は以下のようになっています。

合同火葬 一任個別火葬 立会個別火葬
費用 7,700~15,000円 13,200~20,000円 16,500~22,000円

この料金相場はあくまで目安です。業者によって料金が異なる場合もあるので事前に連絡した方が良いでしょう。

また火葬とは別途で供養(納骨や埋葬)を行う業者が大半ですが、中にはプラン内容に火葬と供養が含まれている場合もあります。事前に確認しておくことでトラブルを避けられるでしょう。

④インコ(小鳥)の火葬後の埋葬・供養方法を考える

インコを火葬した後の埋葬方法をご紹介します。返骨が可能な火葬プランであれば供養方法の選択肢も広がるでしょう。埋葬の方法としては以下の方法があります。

  • ペット霊園に埋葬する
  • 納骨堂へ納骨する
  • 自宅供養をする(家に仏壇を作る、自宅の庭へ埋葬するなど)
  • 散骨する

大切なペットの遺骨をいつも近くで管理しておきたい方には自宅供養がおすすめ。自宅供養の中にはプランター(植木鉢)に遺骨を埋めるプランター葬や、遺骨をペンダントに入れて飼い主の手元で供養する方法などもあります。

また「遺骨の管理が大変」「霊園に預けたい」と思う場合は、ペット霊園に遺骨を納める選択肢も。この場合は火葬と同じく合同で埋葬するか、個別で埋葬するかを選択します。個別埋葬の方が費用はかかりますが、ペットを手厚く供養してあげたい方におすすめの選択肢です。

【埋葬・納骨の費用例】

費用相場
霊園へ埋葬(個別) 10,000~25,000円

※火葬料金と一緒になっている場合もある

霊園へ埋葬(合同) ・お墓代:100,000~300,000円

・年間管理費用:0~20,000円

納骨堂へ納骨(個別) ・料金相場は6,000~35,000円

※火葬料金と一緒になっている場合もある

納骨堂へ納骨(合同) ・納骨料:20,000~300,000円

・年間管理費用:5,000~30,000円

 

インコ(小鳥)の火葬は自分でもできる?

インコ

インコなどの小動物の火葬であれば「自分でもできるのでは?」と感じる方もいるでしょう。しかしインコの火葬を自分で行うのは法律で固く禁止されているため、絶対にやめてください。ペットの火葬は廃棄物の処理及び清掃に関する法律第16条で禁じられています。

死亡した場合は動物であっても分類上は廃棄物。自分の手で火葬すると5年以下の懲役または1,000万円以下の罰金が科せられてしまいます。

また火葬時の温度は800度以上が最適とされており、その温度で火葬することで骨つぼに入れられる大きさになります。しかし野焼きの場合は300度くらいまでしか上がらないため、中途半端な温度により有害物質が発生する可能性もあるでしょう。

もちろん原則法律で禁止されているので、大切なペットは必ず地方自治体や火葬業者のもとで火葬・供養をしてあげてください。

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