涙やけが治ったと評判の市販ドッグフードおすすめ10選!口コミと合わせて紹介

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犬の目の周りが茶色く変色してしまう「涙やけ」は食べ物が原因になっている可能性があります。この記事では「涙やけが治った」と評判が高い市販ドッグフードを厳選して紹介。食事から涙やけを改善するための参考にしてみてください。

涙やけ改善フードの選び方は?

涙やけを改善するためにドッグフードを変える場合は、消化を助け、老廃物の排出を促してくれる製品を選びましょう。主原料が良質な動物性タンパク質か、小麦グルテンフリーか、グレインフリー(穀物不使用)か、乳酸菌や食物繊維が配合されているか、などがポイントとなります。

涙やけが改善しない場合は?

ドッグフードを変更しても涙やけが改善しないなら、涙やけの原因を解消できていないということです。生まれつき涙やけする体質だったり、目の炎症など別の病気にかかっていたりする可能性もあるので、動物病院で原因を調べてみるのがおすすめです。

涙やけが治ったと評判の市販ドッグフードおすすめ10選

涙やけに効果が期待できる市販ドッグフードを厳選して、口コミとともに紹介します。そもそもどういう点に着目すべきかを知りたいという方はまず「涙やけ改善が期待できるドッグフードの選び方」の見出しを参考にしてみてください。

モグワン「モグワンドッグフード」

【おもな特徴】

  • FEDIAF基準をクリア
  • グレインフリー(穀物不使用)
  • 人工の香料・着色料・保存料など無添加
  • 動物性タンパク源50%以上

モグワンドッグフード」は“ペット先進国”と言われるイギリスでも、とくに高い評価を得ているドッグフード。人間でも食べられるヒューマングレードの原材料を使用しています。

日本ではアメリカのAAFCOという基準を採用しているため「総合栄養食」とは記載されていませんが、FEDIAF(欧州ペットフード工業会連合)の基準をクリアしているため、栄養面でも安心のドッグフードです。

犬がアレルギーを起こしやすい穀物は一切使用していない「グレインフリー」で、チキンの生肉や生サーモンを主原料としているので、アレルギーが原因の涙やけに対して効果が期待できます。

人工の添加物も無添加で、保存料として天然由来成分であるミックストコフェロール(ビタミンE)を使用しているので、添加物へのアレルギーによる涙やけも改善が期待できるでしょう。

口コミでは「涙やけは綺麗になくなりました。」「白い毛色のため涙やけが気になっていましたが、モグワンにかえてからは少しづつ治まっているように感じます。」といった声が見られました。

ナチュラルドッグフード「アランズナチュラルドッグフード」

【おもな特徴】

  • FEDIAF基準をクリア
  • グレインフリー
  • 人工の香料・着色料・保存料など無添加
  • 主原料にラム肉を使用

アランズナチュラルドッグフード」はイギリス産のドッグフード。欧州のFEDIAF基準をクリアしています。

消化不良やアレルギーの原因となる穀物は使っていないグレインフリーで、香料や着色料も無添加なので、涙やけの改善が見込めるでしょう。

また主原料にラム肉を使い、乳製品や牛肉・豚肉を不使用にしているので、これらのアレルギーにも対応できます。

食物繊維が豊富なじゃがいもやエンドウ豆を配合、また整腸作用のあるビール酵母も含まれているので、老廃物が原因の涙やけの改善にも役立つでしょう。

口コミでは「最近涙が多くなり、アレルギー検査をしたところ、チキン、牛、卵、乳製品、ホウレンソウにアレルギーがある事がわかり、アランズに変更しました。体に合っており涙やけも改善されつつあるのでアランズはそのまま継続を考えています」という声が見られました。

乳製品や牛肉などのアレルギーに対処できるドッグフードとしておすすめです。

カナガン「カナガンドッグフード」

【おもな特徴】

  • FEDIAF基準をクリア
  • グレインフリー(穀物不使用)
  • 人工の香料・着色料・保存料など無添加
  • チキン50%以上配合

「カナガンドッグフード」はイギリス産のドッグフード。欧州のFEDIAF基準をクリアしているので主食として与えられる栄養バランスになっています。

グレインフリーなので、犬がアレルギーを起こしやすい穀物が使われていません。香料や着色料などももちろん不使用で、これらのアレルギーが原因の涙やけに対しては改善が期待できます。

生チキンと乾燥チキンがあわせて50%以上配合されているので、良質な動物性タンパク質がたっぷり。そのほかエイジングに効果があると考えられているオメガ3脂肪酸(サーモンオイル)なども配合されています。

涙やけへの効果を実感している人の口コミとして「なかなか治らなかった涙やけが改善され大変満足です」「犬の涙ヤケがひどくドックフードを探しまくってましたがコレに落ち着きました!」などの意見がありました。

華ちゃん犬猫すこやか本舗「うまか」

【おもな特徴】

  • 総合栄養食
  • 小麦グルテンフリー
  • ビフィズス菌・オリゴ糖配合
  • 人工の香料・着色料・保存料など無添加
  • 主原料に九州産の鶏肉を使用

うまか」は国産の主原料をふんだんに使ったドッグフード。チキンは九州産の「華味鳥」を100%使用しているのが特徴です。

あえて犬に必要な穀類を配合しているのでグレインフリーではありませんが、小麦グルテンフリーなので小麦アレルギーが原因となっている場合は涙やけが改善するかもしれません。

また腸内環境に良いとされるビフィズス菌・オリゴ糖が含まれているので、老廃物の排泄が原因となっている涙やけを改善できる可能性があります。人工の着色料や香料、保存料などはもちろん不使用です。

口コミでは「涙やけが良くなってきた」という声のほか、「毛艶がよくなった」「好き嫌いする犬が食べてくれた」など、味の良さについての良い評判も見られました。

コノコトトモニ「このこのごはん」

コノコトトモニ このこのごはん ドッグフード 全犬種 全年齢対応 [ 国産 無添加 厳選自然素材 ] 小麦グルテンフリー 1kg

【おもな特徴】

  • 総合栄養食(AAFCO基準をクリア)
  • 小麦グルテンフリー
  • 乳酸菌配合
  • 人工の香料・着色料・保存料など無添加
  • 主原料に鶏肉(ささみ、レバー)を使用

「このこのごはん」は小型犬に多い「涙やけ」や、「毛並み」「ニオイ」などの改善にアプローチするドッグフードです。

人工香料や着色料・保存料などは無添加。なおかつ原材料に良質なささみや鹿肉などを使用しつつ、食物繊維豊富なモリンガやさつまいも、腸に優しい乳酸菌まで配合しています。

それでいてAAFCO基準をクリアした「総合栄養食」として愛犬に与えることができるので、全面的な食事改善に役立てることができるでしょう。

小麦や添加物などアレルギー原因となりやすい材料が含まれていないうえ、乳酸菌や食物繊維によって老廃物を溜め込みにくくできるので、これらが原因となっている「涙やけ」への効果が期待できそうです。

Amazonなどの口コミでは「涙やけがあるので、この商品に変えてみました。やっと一ヶ月経過しましたが、涙やけがかなり薄くなりました。」「インスタで見たわんちゃんが涙やけがなくなったとレビューしていて半信半疑で購入。以前よりも明らかに涙の量が減りました。」などの声が見られます。

アカナ (ACANA)「アダルトスモールブリード」

アカナ (ACANA) ドッグフード パピースモールブリード [国内正規品] 2キログラム

【おもな特徴】

  • 総合栄養食(AAFCO基準をクリア)
  • グレインフリー
  • 人工の香料・着色料・保存料など無添加
  • 動物性原材料が60%以上

アカナ (ACANA)の「アダルトスモールブリード」は、カナダ原産のドッグフード。

グレインフリーなので穀物不使用で、じゃがいもなどのポテト類も使用していないので、肥満や糖尿病への配慮もばっちり。穀物のアレルギーが原因の涙やけへの効果が期待できます。

穀類やポテト不使用で、かつ全体の60%以上が動物性の全材料なので、高タンパク・低GIです。体重増加が気になる愛犬のダイエット用フードとして与えるのもよいでしょう。

人工添加物は基本的に不使用で自然由来の原材料にこだわっていますが、サプリメントとして人工のキレート亜鉛のみ使用されています。EUでは動物用の飼料として安全性・有効性ともに認められていますが、アレルギーを懸念する意見もあるので注意してください。

口コミでは「とても良い商品です。品質もしっかりしてます。涙やけがなくなりました。」「うちの犬は毛が白くて涙やけが目立つのでエサに気をつけないといけないのですが色々試してこれが良かったです。」といった涙やけ改善の経験談が見られました。

オリジン「オリジナル」

Orijen(オリジン) ドッグフード オリジナル 2キログラム

【おもな特徴】

  • 総合栄養食(AAFCO基準をクリア)
  • グレインフリー
  • 人工の香料・着色料・保存料など無添加
  • ミール不使用

オリジン「オリジナル」はカナダ原産のドッグフード。犬の自然界での食性に着目して、保存剤を使わずに冷蔵した新鮮な鶏肉、七面鳥、魚、鳥の卵などの原材料を使っています。

そのため良質なタンパク質が豊富でありながらグレインフリー(穀物不使用)で、さらにじゃがいもの代わりに豆類を使うことで低GIなフードにしているのが特徴です。

涙やけ対策としてはもちろん、とことん犬の健康にこだわりたい方におすすめのドッグフードと言えます。食いつきにも定評があるので、ドッグフードを美味しく食べてほしい方は検討してみましょう。

口コミでも高評価で「涙やけがすぐ出る子でしたがオリジンを食べるようになってから涙やけがなくなりました」「1ヶ月食べたら涙やけが無くなり体つきも良くなったかな?と思います」「タンパク質の比率が高く、品質が良いようで涙やけもしていませんし、うんちも健康的です」などの声が見られます。

わんこのおもい「ポンポンデリ」

POM POM DELI(ポンポンデリ) ドッグフード 小型犬用 800g 国産 無添加

【おもな特徴】

  • 総合栄養食
  • 小麦グルテンフリー
  • 乳酸菌配合
  • 人工の香料・着色料・保存料など無添加

「ポンポンデリ」は国産の材料を使ったドッグフード。

とくに腸内環境にこだわっているのが特徴で、フェカリス菌(乳酸菌)、イヌリン(食物繊維)、フラクトオリゴ糖(善玉菌をサポート)、ムラサキイモ(食物繊維)などをふんだんに使用しています。

涙やけやアレルギーに配慮していることから、動物性タンパク質は鶏由来の材料に限定して、小麦・トウモロコシ・ジャガイモ・豆なども使用していません。

原料を絞ることでアレルギーの原因となる原料を減らそうという試みだそうです。4Dミート(死亡した動物や病気の動物の肉)を不使用を明言しているのも安心ポイント。

口コミでは「お友達から涙やけが気になるならこのフードにしな!と勧められ購入してみました!開けた瞬間から鰹節、鶏がらスープのようないい匂いで、私がお茶漬けにして食べたいくらいでした」という声が見られ、涙やけの効果だけでなく香りの良さや食いつきの良さも評判が良かったです。

健康いぬ生活「馬肉自然づくりプレミアム」

健康いぬ生活 ドッグフード 馬肉自然づくりプレミアム (800g×1袋) 国産 無添加 馬肉 鹿肉 猪肉 アレルギー 皮膚 ケア 全犬種 小粒 全年齢

【おもな特徴】

  • 小麦グルテンフリー
  • 人工の香料・着色料・保存料など無添加
  • 主原料に馬肉・鹿肉・猪肉を使用

「馬肉自然づくりプレミアム」は馬肉・鹿肉・猪肉を主原料としている、ジビエ肉のドッグフードです。

アレルギーに配慮して小麦グルテンフリーのほか卵・鶏肉・大豆・牛肉などを使用していません。もちろん香料や保存料などの添加物も不使用なので、アレルギーが原因の涙やけを改善できる可能性があります。

ジビエの香りに加えて鰹節などで香り付けしているので、香りの良さや食いつきの良さも高評価。

ただし総合栄養食としての基準はわずかに満たしていないそうで、主食として与える場合はミネラル・ビタミンが豊富なおやつと併用するのがおすすめです。

口コミでは「牛肉アレルギーで味にうるさい犬に、無添加フードを色々試していますが、やっと!食べてくれました」「アレルギーが出にくい馬肉のドッグフードにしようと購入。ドッグフードの匂いもキツくなく飛びつきは良好」といった声が見られます。

アレルギーが原因の涙やけ改善にぴったりのドッグフードです。

ネイチャーズプロテクション「ホワイトドッグ」

ネイチャーズプロテクション Nature’S Protection DOGホワイトドッグ ラム アダルト 1.5kg

【おもな特徴】

  • FEDIAF基準をクリア
  • 小麦グルテンフリー
  • 目のケアに特化
  • 香料・着色料・保存料など無添加

ネイチャーズプロテクションの「ホワイトドッグ」は、涙やけが目立ちやすいチワワ、マルチーズ、シーズーなどの犬種のケアを目的としたドッグフードです。

開発者自身がブリーダーで、白毛の犬を育てるなかで涙やけの問題に着目し、科学者や栄養学者と共同開発して作ったのだそう。

涙やけをケアする天然成分としてマイクロゼオゲン、マリーゴールド、ブドウ種子エキス、亜麻仁(あまに)、サーモンオイルなどを配合しています。

画像の「ホワイトドッグ ラム アダルト」は1番人気の商品ですが、そのほかにグレインフリーの「サーモン」「ホワイトフィッシュ」などをラインナップ。

口コミでは「あらゆるフード・サプリを試して全く改善されなかった涙やけが2、3ヶ月で改善しました」「噂通り涙やけしない我が子。個体差はあるかもしれないけど、涙やけで悩んでいたら、一度試す価値あると思います」など効果を実感する声が多く見られました。

涙やけ改善が期待できるドッグフードの選び方

ドッグフードで涙やけを改善したい場合は、アレルギーの原因物質になりやすい穀物や小麦を避けたり、老廃物がたまりにくくなるように乳酸菌配合のフードを選んだり、といったいくつかの観点をチェックしておきましょう。

主原料が動物性タンパク質のドッグフードを選ぶ

涙やけの原因の1つとして、老廃物が詰まって涙が溢れてしまうというケースがあります。老廃物をためこまないために、犬の消化によい「動物性タンパク質」を主原料とするドッグフードを選ぶのがおすすめです。

新鮮な肉をふんだんに使った、良質なタンパク質が摂れるドッグフードを選びましょう。肉にアレルギーがある場合は、サーモンなどの魚を使ったドッグフードがおすすめです。

犬はもともと肉食に近い食性なので、穀物を消化するのが得意ではありません。とくに小麦やトウモロコシは、犬の消化器官に負担を与えてしまいます。

そのため涙やけを改善したい場合は小麦グルテンフリーかどうか、トウモロコシ不使用かどうか、といった点にも注目しながらドッグフードを選ぶとよいでしょう。

ただし同じ穀物のなかでも、食物繊維が豊富な玄米には整腸作用があるので、あえてドッグフードに使っている製品もあります。

不要な添加物が含まれていないドッグフードを選ぶ

人工添加物の摂りすぎによって消化不良につながり、老廃物が詰まって涙が溢れてしまう原因になることがあります。涙やけ対策するときは、人工の着色料・香料・保存料などはなるべく避けましょう。

ただしドッグフードは酸化しやすく、ほとんどの製品には「酸化防止剤」という原材料が含まれています。酸化したドッグフードを与えることで老廃物の原因になることもあるため、涙やけを防ぐという点においても大切な材料なのです。

「添加物は絶対ダメ」と考えるのではなく、「天然由来成分の酸化防止剤か」「天然成分を香料として使っているか」といった点に着目しましょう。

天然由来成分の酸化防止剤には「ミックストコフェロール」「ビタミンE」「ローズマリー」などが使われます。天然由来の香料として代表的なのは「鰹節」です。

またドッグフードの酸化を防ぐために、小分け包装されたドッグフードを選んだり、1ヶ月程度で食べ切れる量だけを買っておいたりするのも涙やけ対策になります。

乳酸菌など腸内環境改善によい成分が含まれているドッグフードを選ぶ

腸内環境をよくすることで老廃物をきちんと排出できるようになり、涙やけの改善につながることがあります。乳酸菌やオリゴ糖など、整腸作用がある成分が含まれているかどうかをチェックしてドッグフードを選んでみましょう。

乳酸菌・オリゴ糖のほかにも、食物繊維やカリウムも涙やけ改善のサポートに役立ちます。食物繊維とカリウムは体内の余分なナトリウムを排泄してくれる働きがあり、腸内環境を整えてくれるので消化の助けにもなるのです。

原材料や添加物にくわえて、腸内環境の改善に役立つ成分が含まれているかどうかもチェックしておきましょう。

総合栄養食かどうかをチェック

「涙やけ」の改善だけにとらわれず、犬に必要な栄養のバランスが取れているかという点も必ずチェックしてみてください。

日本で販売されているドッグフードの場合は「総合栄養食」に該当していれば、主食として与えるのに十分な栄養素が含まれているという証になります。

海外から輸入されたドッグフードだと「総合栄養食」かどうか分かりにくいことがありますが、「AAFCO」や「FEDIAF」の基準を満たしていれば主食として問題ない栄養価になっている証拠です。

AAFCO(アフコ)とは「全米飼料検査官協会」のことで、ペットフードの製造にあたって栄養基準を設けている組織を指します。ちなみに日本で販売するペットフードの基準は、アフコを参考にしたものです。

FEDIAF(フェディアフ)とは「欧州ペットフード工業連合会」のことで、アフコのヨーロッパ版のようなもの。

これらの基準を満たしているペットフードであれば、犬の主食として問題ない栄養価です。もしも基準を満たしていない場合、足りない栄養を補うための副食やおやつが必要となるので、購入前に確認しておきましょう。

そもそも涙やけの原因は?

涙やけは「流涙症」(りゅうるいしょう)ともいい、涙でつねに濡れた状態になることで、目の下にある毛の色が変色します。犬の涙が流れやすくなるおもな原因をまとめました。

【涙やけのおもな原因】

  • 涙嚢炎(るいのうえん)や鼻涙管閉塞(びるいかんへいそく)などの病気
  • まつげの刺激や炎症による涙の増加
  • 食べ物などのアレルギーによる涙の増加

犬がなぜ涙やけを起こしているかは、動物病院で診てもらうのがおすすめです。ドッグフードだけで改善しない場合や、そもそもの原因が分からない場合は受診してみましょう。

涙嚢炎や鼻涙管閉塞などの病気

目の下には「涙管」があります。この涙管が炎症によって細くなったり閉塞すると、涙が正常に流れなくなって、溢れてくることがあるのです。

このような涙嚢炎(るいのうえん)や鼻涙管閉塞(びるいかんへいそく)といった病気が原因で、涙やけを起こしているかもしれません。

ただしトイ・プードルなどの涙やけしやすい犬種は、生まれつき涙管が細かったり、涙管につながる「涙点」が閉じていたりすることも。

ちなみに涙管が詰まる原因のひとつとして、食べ物のアレルギーや油の酸化などが考えられます。この場合は「オイルコーティングされたドッグフードを与えない」「アレルギーの原因となる原材料を避ける」といった対策によって改善するかもしれません。

動物病院で対処してもらう場合は、涙管を洗浄して詰まりを解消する方法や、手術で涙点を開る方法などがあります。

参考:涙やけについて|井上動物病院

まつげの刺激や炎症による涙の増加

人間の場合も「逆さまつげ」や「ホコリ」による刺激で、涙が出たり目が炎症したりすることがあると思います。犬の場合もそれが涙やけの原因になることがあるのです。

この場合は動物病院でまつげを抜いてもらう方法や、点眼薬や内服薬で炎症を治療していく方法が一般的です。

自分でまつげを抜いたり、人間用の目薬を差したりせず、きちんと獣医師の判断を仰いで治療していきましょう。

食べ物などのアレルギーによる涙の増加

ドッグフードの原材料や花粉、ハウスダストなどへのアレルギー反応によって涙が増えてしまい、涙やけの原因となることがあります。

食べ物の場合は牛肉、乳製品、鶏肉、小麦などがアレルゲン(原因物質)となるケースが多いです。この場合はアレルゲンに配慮したドッグフードを与えることで涙やけの改善が見込めるでしょう。

何にアレルギー反応を起こしているのかを詳しく知りたい場合は、動物病院でアレルギー検査をしてもらうのが確実です。

いくつものドッグフードを買って自分で試すよりも、アレルギー検査をしてから涙やけ改善の評判が高いドッグフードを購入することをおすすめします。

ドッグフード以外で涙やけ改善のためにすべきこと

ドッグフードを変える以外にも、犬の涙やけを改善するためにできることはあります。犬の顔をキレイに保ってあげたり、適切な水分補給と運動を促したりといった対策を心がけましょう。もし涙やけが一向に改善しない場合は、動物病院の受診も検討してみてください。

顔を清潔に保つ

犬の顔を定期的に拭いてあげて、清潔に保ちましょう。涙やけが起こっている場合、目の周りで細菌が繁殖しやすくなる可能性があります。

ぬるま湯で濡らした柔らかいタオルやコットンを使い、目元を優しく拭いて涙やけのケアをしてあげましょう。涙やけが消えるとは限りませんが、炎症などにつながるのを防ぐことができます。

市販の涙やけ用シートを使って拭いてあげるのもよいでしょう。その場合は犬にやさしい無香料の製品を選ぶのがおすすめです。人間にとってはふんわり香る程度でも、犬の嗅覚ではストレスになるかもしれません。

十分な水分補給と適度な運動

犬は体のなかに十分な水分がないと、おしっこの頻度が減って老廃物が排出しにくくなります。もしおしっこの回数が少なかったり、色が濃かったりする場合は、十分な水分補給ができるように工夫してみましょう。

水が飲める場所を増やしたり、ドッグフードを水分でふやかしたりする方法が実践しやすくて効果的です。

また犬が運動不足だと代謝が悪くなり、老廃物がたまって涙やけを起こしやすくなります。適度な運動を欠かさず、涙やけしにくい体になるような体質改善を目指しましょう。

アレルギー検査をしておく

涙やけの原因がアレルギーの場合は、何がアレルゲン(原因物質)になっているかを把握しないと、ドッグフードの選びようがありません。

もしかしたらドッグフードの原材料ではなく、花粉やハウスダストが原因で涙やけが起こっている可能性もあります。

ドッグフードを変えてみることでうまく涙やけが改善するかもしれませんが、根本的な原因がわかったほうが今後の生活も安心できるはずです。

犬のアレルギー検査は2~3万円以上と高額なので、家計やお財布と相談しつつになるとは思いますが、涙やけ改善に向けてアレルギー検査を受けておくに越したことはありません。ぜひ検討してみてください。

また涙嚢炎(るいのうえん)や鼻涙管閉塞(びるいかんへいそく)などの病気が原因の場合もあるので、ドッグフードを変えても涙やけが治らない場合は動物病院を受診してみるのがおすすめです。

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