ペットの火葬・葬儀は無料で依頼できる?自治体(市役所や保健所)への持ち込みは可能?

犬を抱っこする女性 ペット火葬・葬儀
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ペットの火葬を無料で行ってくれるところはある?

ペットの火葬を無料で行ってくれる施設はありません。しかし自治体に依頼すると、場合によっては無料に近い金額で依頼できることがあります。ただし安い分、丁寧な火葬をしてもらえないことも多いので注意が必要です。

ペットの火葬を安くするには?

セレモニーを行わないこと、また深夜早朝の時間帯を避けて依頼することなどで費用を抑えられます。ペット葬儀業者によっても料金は異なるため、複数社を比較見積もりして決定しましょう。

ペットの火葬や葬儀は無料で行ってもらえる?

茶色の犬

結論からいうと、ペットの火葬や葬儀を無料で行ってもらうことはできません

自治体に依頼すると無料に近い金額で火葬をしてもらえることもありますが、そこまでおすすめできる選択肢ではありません。

というのも自治体では丁寧な火葬をしてもらえないことが多く「遺骨が拾えない」「焼却処分されてしまう」といったデメリットがあるからです。料金のみで判断すると、思ったようなお葬式にできない可能性があることを覚えておいてください。

ペットのことを考えるならなるべく安く、かつ丁寧に火葬してもらえるところを探すのがおすすめです。

それではペット火葬が依頼できる施設の選択肢や料金などの違いについて、次の章から詳細を解説していきます。安く依頼でき、かつ後悔しないペット葬儀にできるように自分に合った依頼先を考えてみましょう。

ペット火葬の選択肢は大きく3つ!最も安いのはどれ?

ペットドーム

ペット火葬を依頼できる選択肢は、大きく分けて次の3種類があります。

  1. 自治体(役所・保健所)
  2. ペット霊園・墓地の斎場
  3. 移動火葬車

3種類の依頼先の大まかな違いを比較します。

ペット火葬が依頼できる施設 火葬方法 料金相場※火葬のみ 備考
①自治体(市役所・保健所) ・合同火葬

・個別火葬

2,000~1万円 自治体によって火葬の方法やルールが異なる
②ペット霊園斎場(ペット墓地) ・合同火葬

・個別火葬

・合同:8,000~6万2,000円

・個別:1万~6万8,000円

遺体の回収を依頼する場合、追加料金がかかる
③移動火葬車 個別火葬 1万~5万5,000円 大型犬など、サイズの大きいペットは火葬できない場合がある

施設ごとの依頼料金をおおまかに比べると、②>③>①の順番で高いことが一般的です(①が一番安い)。

なおどの火葬施設であっても、ペットの体重(大きさ)によって料金が変わる点は同じです。火葬料金はハムスターやフェレットといった小動物ほど安く、猫や犬のような大きな動物ほど高額。ちなみにヤギや馬といった家畜クラスの大型動物は、一般的なペット火葬施設では受付できないケースがほとんどです。

次からは、火葬依頼先ごとの料金や特徴を詳しく見ていきましょう。

①自治体に依頼する場合の料金と特徴

ペットが亡くなったときは、自治体に遺体を引き取ってもらうことも可能です。持ち込み先は、自治体が指定する市営斎場や保健所・クリーンセンターなど。

引き取りは有料ですが、場合によっては無料に近い金額で依頼できます。

民間の斎場や移動火葬車よりも圧倒的に安く依頼できますが、自治体によって遺体の扱いや捉え方に差がある点には注意が必要です。ペットの遺体を「一般廃棄物」として処理する自治体も多いため、残念ながら丁寧な対応は期待できない可能性が高いでしょう。しっかりと供養してあげたい場合や、遺骨を返還してほしい場合は不向きな選択肢になります。

自治体の火葬方法

自治体によるペット火葬は大多数が「合同火葬」となるため、遺骨は返還してもらえません。遺骨を返還してもらえる「個別火葬」に対応した自治体も一部あるものの、その自治体に住民票がないと利用はNGです。料金やルールも自治体によって異なるので、お住まいの地域の自治体情報をチェックしてみましょう。

自治体のペット火葬料金事例

具体的な自治体を例に上げ、火葬料金や火葬の内容を紹介します。いずれも2022年7月時点の内容です。

自治体 火葬内容・火葬料金 備考
東京都足立区 合同火葬:3,000円(25kg未満まで) 25kg以上のペットは引き受け不可
神奈川県横浜市 ・合同火葬:3,000円(出張回収6,500円)

・個別火葬:1万~3万円(重量によって異なる)

50kg以上のペットは引き受け不可
仙台市 ・合同火葬:1,800円

・個別火葬:4,600円(20kg以下)、9,300円(20kg超)

・個別火葬の立ち会いは不可

・有料で出張回収も依頼できる

 

自治体のペット火葬の料金に関する注意点

個別火葬を依頼するときには、骨つぼ代が別途必要になる場合があります。自治体によって火葬に含まれる内容が異なるため、事前に窓口に確認しておきましょう。

②ペット霊園の斎場に火葬を依頼する場合の料金や特徴

ペット霊園やペット墓地は、ペットの葬儀から埋葬までを専門に執り行う民間業者です。火葬場を併設していることが多く、基本的には体重40kgを越える超大型犬クラスまでのさまざまなペットに対応しています。

ただしまれに火葬場がないペット霊園もあるため、火葬を依頼したい場合は事前に確認しておきましょう。

ペットの葬儀を専門としているので、火葬だけでなく納骨や供養など幅広いサービスを受けられるのが利点。ペットの遺体も家族の一員として丁寧に扱ってもらえるため、心のこもったお葬式ができるでしょう。

ペット霊園の火葬方法

ペット霊園の火葬方法は「合同火葬」「個別一任火葬」「個別立会火葬」の3種類です。それぞれ以下の違いがあります。

火葬の方法 内容と特徴 遺骨
合同火葬 ・複数のペットの遺体を合同で火葬する方法

・費用が安い

返還されないことが多い
個別一任火葬 ・ペット一体を個別に火葬し、火葬後の骨上げを斎場スタッフが行う方法

・個別立会火葬よりは安い

返還される
個別立会火葬 ・ペット一体を個別に火葬し、火葬後の骨上げを自分たちで行える方法

・全ての火葬方法の中で最も費用がかかる

返還される

合同火葬では複数のペットの遺体が合同で火葬されるため、遺骨が返還されることはほとんどありません。火葬後は霊園の合同墓地に埋葬されるケースが一般的です。

個別一任火葬個別立会火葬の場合は、遺骨が飼い主側に返却されます。遺骨は返却してほしいけれど料金の安さを取りたい場合は個別一任火葬、時間をかけてペットとの別れを惜しみたい場合は個別立会火葬が適しているでしょう。

なお遺骨の返却後は、自宅で保管したり霊園に納骨したりといったさまざまな方法があります。葬儀業者によっては、遺骨をアクセサリーなどに入れてくれるプランも。各業者の供養方法を比較し、一番満足できる方法を選ぶとよいでしょう。

ペット霊園の火葬料金

ペットの大きさ 合同火葬 個別一任火葬 個別立会火葬
小動物(体重2kg以下) 8,000~1万円 1万~1万5,000円 1万5,000~1万8,000円
小型犬・猫・うさぎ(体重5kg~10kg) 1万5,000~2万円 1万8,000~2万5,000円 2万~2万8,000円
中型犬(体重10kg~20kg) 2万3,000~3万2,000円 3万~3万9,000円 3万2,000~4万円
大型犬(体重20kg~40kg) 3万6,000~5万5,000円 4万~5万8,000円 4万5,000~6万円
超大型犬(体重40kg~) 6万2,000円~ 6万5,000円~ 6万8,000円~

※ペットの大きさ区分は葬儀業者によって異なる場合があります。

火葬するペットが大型犬以上の大きさだった場合、ペット霊園によっては「合同火葬」が選択できないこともあります。

ペット霊園に火葬してもらうときの料金に関する注意点

ペット霊園に火葬してもらう場合、以下のポイントで追加料金が発生します。

  • 遺体の回収を霊園に依頼する場合
  • セレモニーを行う場合
  • 火葬の際に生花を用意してもらう場合
  • 墓地や納骨堂を利用する場合

追加料金が発生する条件はペット霊園によって異なることも。詳細はお住まいの近くにある各霊園のサービス内容を確認してみましょう。

③移動火葬車に来てもらう場合の料金と特徴

移動火葬車とは、火葬の設備を有した専用車のこと。モノクロのミニバンのような外観で、見ただけでは火葬車だとは分からないようになっています。

車の中で火葬を行えるため、自宅や自宅付近まで来てもらい家族だけで火葬を執り行うことができます。霊園や自治体へ自力で遺体を持ち込むのが難しい場合や、家族だけでペットをお見送りしたい場合に適しているでしょう。ただし大型犬以上のペットは火葬できないケースが多いため、注意が必要です。

また車で移動できる場所ならどこででも火葬できるので、自宅以外の場所に移動することも可能。ペットとの思い出の場所やご近所の目が届かない場所に移動するなど、柔軟に対応できるのがメリットです。

移動火葬車の火葬方法

移動火葬車による火葬方法は「個別火葬」のみ。そのため火葬後の遺骨は返却されます。ただし火葬後の供養までは対応していないケースもあるので、遺骨をどう保管・供養するかは事前に決めておく必要があるでしょう。

専用設備で火葬するため、骨上げを家族で行えるかどうかは業者によっても異なります。骨上げの希望がある場合は、事前に業者に確認しておきましょう。

移動火葬車の料金

ペットの大きさ 個別火葬
小動物(体重2kg以下) 1万~1万5,000円
小型犬・猫・うさぎ(体重5kg~10kg) 1万7,000~2万6,000円
中型犬(体重10kg~20kg) 3万~3万5,000円
大型犬(体重20kg~40kg) 4万~5万5,000円

※大型犬は火葬できないケースも多い

※ペットの大きさ区分は葬儀業者によって異なる場合があります。

基本的に40kgを超える超大型犬サイズのペット火葬はできません。

移動火葬車に火葬してもらうときの料金に関する注意点

移動火葬車に依頼する場合、以下のポイントで追加料金が発生することがあります。

  • 供養を依頼する場合
  • 土休日や深夜早朝に依頼した場合
  • エリア外に出張したとき

移動火葬車の業者が公開している火葬料金には「出張料金」「骨つぼ代金」などが含まれていないこともあります。料金の内訳は事前にしっかりと確認しておきましょう。

「無料にするため自分でペットを火葬する」はNG!

犬の白黒写真

火葬料金を無料にするため、自分でペットの火葬を行おうと考える方もいるかもしれません。

民間ペット葬儀業者や自治体に依頼せず、自分でペットを火葬できるのでしょうか?答えは「できない」になります。

理由は「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」違反に該当するおそれがあるから。刑罰も重く、絶対に行ってはいけない行為です。

なお「土葬(火葬をせずに私有地へ埋める)」の場合は自分でもできますが、臭いの問題や野生動物を引き寄せる危険性がありおすすめできません。

結局ペット火葬はどこに依頼すべき?安く依頼したい場合におすすめの依頼先

骨つぼ

一言で「安く」依頼したいといっても、ペットとのお葬式に何を重要視するかで依頼先が変わります。迷う場合は、次の観点で依頼先を決めるのがおすすめです。

  • きちんと火葬してあげたい場合・・・ペット霊園の合同火葬
  • 遺骨を残したい場合・・・ペット霊園の個別一任火葬
  • 遺体を運ぶ手段(自家用車など)がない場合・・・移動火葬車の個別火葬
  • 料金の安さを一番に求める場合・・・自治体による合同火葬

家族と共に長年連れ添ったペットとのお別れはたった一度きり。後悔のないお別れになるよう、しっかりと考えた上で依頼先を選ぶようにしてくださいね。

ペットの火葬や葬儀をできるだけ安く依頼するには

続いてはペット霊園や移動火葬車といった民間のペット葬儀業者に、安く火葬を依頼するためのポイントを見ていきます。

安く依頼するポイント①セレモニーは行わず火葬のみを依頼する

人のお葬式ではセレモニーを行うのが一般的ですが、ペットの場合は火葬のみを依頼するケースも珍しくありません。火葬のみの場合でも、お焼香や家族によるお別れ式は行われることが多いでしょう。

プランで行われる葬儀の内容は必ず確認し、不必要な工程が付いているプランを選ばないことが安くするためのポイントになります。

安く依頼するポイント②複数のペット葬儀業者を比較検討する

料金体系・オプションの種類・追加料金の条件など、ペット葬儀業者によってさまざまな違いがあります。また高額請求する悪徳業者もゼロではありません。安心安全な業者を選び、できる限り安い料金で依頼するためにも複数業者の比較検討は欠かせません。

複数業者を比較する際は、以下のポイントをチェックしてみましょう。

  • 見積もりの料金内訳が明確かどうか
  • 質問への回答が丁寧ではっきりしているか
  • オプションや追加料金の条件などを説明してくれるか
  • 連絡が取りやすく、誠実に対応してくれるか

安く依頼するポイント③深夜や早朝に火葬を依頼しない

24時間火葬対応してくれる業者もありますが、そういった業者の多くは深夜早朝の割増料金を設定しています。なお割増料金の金額は3,000~8,000円程度が相場。

どうしても時間がない場合以外は、深夜早朝の時間帯を避けることで無駄な追加料金を防げます。依頼する際にも、深夜料金や早朝料金の有無を確認しておきましょう。

安く依頼するポイント④出張依頼をする場合は、できるだけ近くのペット霊園を選ぶ

ペットを自宅に引き取りに来てもらう場合、出張回収エリア外からの出張となり追加料金が発生します。無駄な費用を発生させないようにするには、自宅近くの霊園の中から複数社を比較検討するのがおすすめです。

もしお墓や納骨堂を買うことになった場合も、近くの霊園の方が通いやすく交通費も抑えられますよ。

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