【突然死?】うさぎはストレスや寂しいことが原因で死んでしまうの?よくある死因や対策!

うさぎの後ろ姿 うさぎの火葬・葬儀
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うさぎは寂しいと死んでしまうの?

うさぎが寂しいから死んでしまう(寂しさが直接の死因になる)、という科学的な根拠はありません。しかしうさぎはもともと群れで生活していた動物なので、寂しさをストレスに感じることがあります。長時間うさぎを放置すると強いストレスを感じ、死に至るような重大な病気にかかってしまうこともあります。

うさぎは突然死することがあるって本当?

飼い主の就寝中や外出中などに、うさぎが突然亡くなってしまうことがあります。しかし健康なうさぎが理由もなく突然亡くなるわけではありません。うさぎは野生動物だったころの名残で、体調不良を隠す習性があります。そのため気付かないうちに病気が進行してしまい、突然亡くなったように見えることがあるのです。

うさぎはストレスが原因で死んでしまう?よくある病気

うさぎを抱っこする獣医

うさぎはデリケートな動物なので、ストレスが原因で病気を発症することもあります。進行すると最悪の場合亡くなってしまうことも。必ずしもストレスが発症の原因とは限りませんが、なるべくストレスを与えないことが病気の予防になります。

うさぎは強いストレスを感じると、以下のようなストレス性疾患にかかることがあります。

ストレスでかかりやすい病気①スナッフル

うさぎがくしゃみをしたり、鼻水が出て鼻が詰まったりする症状を総称して「スナッフル」といいます。発症するとドロドロとした白い鼻水が出るため、鼻の周りや拭き取った前足が鼻水で汚れやすいのが特徴。感染力が強いので多頭飼育していると他のうさぎにも感染し、まん延してしまうこともあります。

スナッフルは多くの場合「パスツレラ菌」という菌が原因で発症します。しかしパスツレラ菌は哺乳動物にとっては常在菌であり、保有しているだけではスナッフルを発症しません。ストレスなどが原因で免疫のバランスが崩れると発症し、悪化すると肺炎や呼吸困難となり亡くなってしまうことがあるのです。

ストレスでかかりやすい病気②鬱滞(うったい)

鬱滞はうさぎの消化器の動きが悪くなり、胃から腸へ食べ物が流れなくなってしまう病気のこと。発症すると元気がなくなって食欲不振になる、便が出なかったり少なかったりする、といった症状が出ます。

鬱滞の原因にはさまざまなものがありストレスや不適切な食生活、また他の病気が原因で発症することもあります。鬱滞になると症状が急変して突然亡くなってしまうことも珍しくありません。うさぎの様子(食べる量や便の状態など)が普段と違う場合は、早めに受診した方がいいでしょう。

ストレスでかかりやすい病気③エンセファリトゾーン

エンセファリトゾーンとは、哺乳類の細胞の中に寄生する「原虫」という寄生虫のこと。うさぎがエンセファリトゾーンに感染すると、首が傾いてバランスが取れなくなったり、眼振(眼が左右に揺れること)が起きたりといった症状が出ます。

感染力の強い病気で、胎盤感染(母うさぎから胎盤を通じて感染すること)や尿から排出された胞子からの感染も起こります。エンセファリトゾーンは多くのうさぎに感染歴があり、健康なうさぎであれば感染していても症状は出ません。しかしストレスや老化などで免疫力が落ちるとエンセファリトゾーンが増殖し、脳や眼・腎臓などで発症します。

うさぎは病気によって突然死してしまうことがある

心拍のイラスト

うさぎは前触れなく突然亡くなってしまうことがあります。しかし多くは飼い主がうさぎの病気に気付かないことが原因です。

「なぜうさぎの病気に気付かないの?」「突然亡くなってしまわないよう、どういったことに注意したらいい?」などの疑問について解説しましょう。

うさぎは病気を隠すので飼い主は体調変化に気付きにくい

うさぎは野生動物だったころの名残で、体調不良を隠す習性があります。肉食動物に追われる立場のうさぎは、身を守るために弱っている姿を見せません。それが原因で飼い主が病気に気付かないケースも多く、突然亡くなってしまったように見えるのです。

うさぎを飼うときは食べ物や便の量、しぐさの変化などを注意深く観察してください。そして普段と様子が違うときは、体調不良を疑った方が良いでしょう。

うさぎの病気は何歳ごろから注意が必要なのか

うさぎが病気にかかりやすくなる年齢は、中年期である4~6歳です。うさぎの寿命は8年程度といわれており、うさぎと人間の年齢を比較すると以下の通りです。

うさぎの年齢 人間の年齢 特徴
1歳 20歳 成長期(0~1歳)と呼ばれる時期で身体的、精神的に最も大きな変化を迎える。マウンティングやいろんな場所で排せつするといった行動が見られる。
3歳 34歳 若年期(1~3歳)と呼ばれる時期で、成長期には気性が荒かったうさぎも精神的に落ち着いてくることが多い。
5歳 46歳 中年期(4~6歳)は人間と同様に、身体のトラブルが起きたり病気にかかり始めたりすることが多い。より一層、体調の変化などに気を配る必要がある。
10歳 76歳 高齢期(7歳以上)になるため身体的な衰えが出始め、運動量や筋肉の低下が見られる。今まで乗り越えていた段差に上れなかったり、転倒してしまったりすることがあるので生活環境を整えてあげる必要がある。

うさぎは1年で人間の20歳程度にまで成長し、その後は1年ごとに約7歳ずつ歳をとると考えられています。飼育環境や医療の向上によりうさぎの寿命は延びてきており、10年以上生きるうさぎも増えてきました。しかしうさぎがデリケートな動物であることには変わりありません。年齢に合わせた飼育をすることが重要です。

朝起きたら死んでいたなんてことも!うさぎが突然死しやすい病気

うさぎが突然亡くなってしまう場合、上記のストレス性疾患の他にさまざまな病気が引き金になっていることもあります。うさぎが突然亡くなってしまう原因として、よく見られる病気は以下の通りです。

突然死しやすい病気①毛球症(もうきゅうしょう)

毛球症とは毛づくろいなどで口から入った毛が、胃や腸の中で毛玉となり排出できなくなる病気のこと。体内の毛玉は胃や腸などの消化器官を詰まらせてしまうことがあり、そうなると食べ物が流れなくなってしまいます。また消化器官の出口がふさがるため体内にガスがたまって排出できなくなり、進行すると死に至る場合もあります。

体内に毛が入ること自体は悪いことではなく、通常は消化器官を通り便と一緒に排出されるため問題にはなりません。しかし鬱滞や水分不足などが原因で消化器官の動きが悪くなっていたり、一度に多くの毛を飲み込んでしまったりすると毛球症を引き起こす場合も。

突然死しやすい病気②アドレナリンショックによる急性腎不全

うさぎは命の危険を感じるような強いストレスを受けると、アドレナリンというホルモンを大量に分泌して身体を興奮状態にします。そして異常な興奮状態が続くと腎臓などの臓器が正常に機能しなくなる「急性腎不全」に発展し、突然亡くなってしまうことがあります。

アドレナリンの分泌は野生動物だったころの名残で起きるもので、ペットとして飼育されているうさぎが命の危険を感じるケースは少ないでしょう。しかし犬に吠えられたり適切な準備をせずに急に環境を変えたりすると、ストレスによりアドレナリンショックを引き起こしてしまう可能性もあります。

うさぎはストレスがたまるとどんな行動を取る?見分け方を解説

ウサギのアップ

うさぎにとってストレスをため込むことは、重大な病気を引き起こす危険な行為です。飼い主はうさぎの普段の様子から、ストレスがたまっていないか判断する必要があります。

うさぎは声帯がないので、犬や猫のように鳴いたり吠えたりといった感情表現ができません。そのため表情のとぼしい動物と思われがちですが、実は全身を使って飼い主に気持ちを伝えています。ストレスを感じたときにうさぎが見せる行動や、ストレスの予防法などを解説していきます。

以下の行動が見られたら、うさぎがストレスを抱えている可能性が高いので注意しましょう。

行動①スタンピング(足ダン)をする

スタンピングとはうさぎが後ろ脚を床に打ち付けて、音を鳴らす行為のことです。足を使って床を「ダン」と鳴らすことから、足ダンと呼ばれることが一般的です。

うさぎがスタンピングをするタイミングは、大きな音や他の動物を警戒しているとき。また不愉快な環境にいたり、食事を催促したりするときなどに多く見られます。

行動②ブーブーと鳴く

うさぎはストレスを感じると「ブーブー」と鳴くことがあります。正確には鳴いているのではなく、鼻を振動させて音を出しています。

うれしいときには高い音で「プープー」と鳴くことも。しかし低く大きな音で「ブーブー」や「ブッ」と鳴くのは怒っているときに見られる行動です。

行動③ケージ内のものをひっくり返す

うさぎはストレスを感じると、ケージの中にあるトイレや食器をひっくり返すことがあります。ケージから出たかったり不機嫌だったりするときに、ものをひっくり返すことが多いようです。

うさぎのストレスを見分けられない場合はどうしたらいい?

うさぎの性格にも個体差があるので、感情表現はうさぎによって異なります。スタンピングを頻繁にするうさぎもいれば、ほとんどしないうさぎもいます。

うさぎのストレス表現が分かりづらかったり、うさぎのアピールに気付けているのか心配だったりする人はストレスを与えない環境づくりを心がけましょう。以下の環境ではうさぎがストレスを感じやすいので、なるべく避けてあげてください。

ストレスの原因①:大きな音

うさぎはとても怖がりな動物なので大きな音を聞くとビックリし、ストレスになってしまいます。テレビや洗濯機などの生活音には徐々に慣れていきますが、不必要に大きな音を出さないように気を付けましょう。

ストレスの原因②:不適切な温度管理

うさぎにとって適切な気温は18~24度で、湿度は40~60%です。夏は暑すぎず冬は寒すぎないように、常にエアコンなどで部屋の温度管理をする必要があります。

ストレスの原因③:不衛生な場所・臭い

トイレが汚れた状態で放置されていたり、床が水やおしっこで濡れていたりするとうさぎには大きなストレスがかかります。うさぎは臭いにも敏感なので、便などのアンモニア臭だけでなくタバコや芳香剤の香りも避けましょう。

ストレスの原因④:突然の環境変化

うさぎは環境変化にストレスを感じます。うさぎをお迎えするときはもちろん、引っ越しや模様替え・通院などは急に行わないようにしましょう。うさぎの様子を見ながら、極力ストレスを感じさせないように行ってください。

ストレスの原因⑤:長時間の抱っこ

多くのうさぎは抱っこが苦手です。人は愛情表現として抱きしめたり、抱っこをしたりしますが、うさぎにはストレスになる場合が多いので気を付けましょう。またうさぎは高いところから飛び降りると骨折をする可能性があるため、抱っこはなるべく床に近い位置で行ってください。一方でなでられるのが好きなうさぎは多いので、うさぎの様子を確認しながらスキンシップをとりましょう。

定期的に病院で診察を受けるのもおすすめ

飼い主が注意深くうさぎを観察していても、病気の発見が難しい場合もあります。病院で診察を受けることで早期に病気を発見できる可能性が高まるので、定期的に健康診断などを受けることをおすすめします。

動物病院を選ぶときは、うさぎを専門に診ている病院を選びましょう。動物病院は犬や猫を専門としていることが多く、うさぎの診察を日常的に行っていない病院も存在します。しかし犬や猫であれば正常な状態がうさぎの場合は異常だったり、うさぎ特有の病気があったりします。うさぎ専門の病院でなければ正確な診察や治療ができないこともあるでしょう。

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