うさぎが死んだらどうすればいい?
うさぎが亡くなったら、以下の流れで葬儀・供養を行います。「1安置して身体を冷やす」「2火葬(葬儀)をする」「3霊園または自宅で供養をする」。火葬なしでそのまま庭へ埋めてあげることもできますが、基本的にはおすすめしません。詳しくは記事で解説していきます。
うさぎが死んだら最初にすることは?
うさぎが亡くなったら最初にやらなければならないことは、本当に亡くなっているかの確認と、安置して身体を冷やしてあげることです。
うさぎが死んだらすること①:死亡の確認と安置をする
飼っているうさぎが亡くなったら、飼い主は何をすれば良いのでしょうか。特に初めてのペットの場合、どうすればいいのか分からないという人もいるでしょう。
うさぎが亡くなった後に飼い主が最初にすることは、以下の2点です。
- まずは本当に亡くなっているか確認する
- 安置して身体を冷やしてあげる
まずは本当に亡くなっているか確認する
うさぎは「死んだふりをする動物」ということもあり、本当に亡くなっているのか判断できない場合があります。
自分での判断が難しい場合は、念のため病院で診断をしてもらいましょう。
うさぎの死亡が確認できたら、安置して身体を冷やしてあげよう
うさぎが亡くなったことを確認できた後は、涼しい場所に安置して身体を冷やしてあげましょう。
身体を冷やすことによって腐敗までのスピードを遅らせることができ、火葬や埋葬を行うまで遺体を綺麗な状態に保つことができます。
うさぎが亡くなった後はタオルを敷いた段ボール箱などに遺体を納め、保冷剤やドライアイスとともに涼しい場所に安置しましょう。
またいつも通っていた病院があるなら、そこに連れて行ってあげるのもおすすめです。病院によっては身体を綺麗にしてくれたり、今後の流れなどについてアドバイスしてくれたりする場合もあります。
うさきが死んだらすること②:火葬(葬儀)を行う
うさぎの死亡確認と遺体の安置を行った後に飼い主がやらなければならないことは、火葬の手配。遺体を火葬することによって遺骨を手元に残せます。
火葬の場合、葬儀会社のプランによってはセレモニーや収骨なども行えます。セレモニーではお線香をあげたり、お別れの前におやつを添えてあげたりもできるので、事前に葬儀会社のプランを確認しておきましょう。費用はやや割高となりますが、最後のお見送りを家族全員で丁寧にしたい場合は利用を検討してみてください。
ちなみにうさぎの火葬には「合同火葬」と「個別火葬」があります。主な違いは下記にまとめているので、火葬方法を選ぶ際の参考にしてみてください。
合同火葬 | 他のペットと一緒に火葬するため、遺骨が返ってこない。費用は個別火葬と比べると安価なケースが多い。 |
個別火葬 | 立ち会いができることもあり、遺骨も返ってくるが火葬費用は高め。 |
うさぎの火葬はどこに依頼すればいい?
うさぎの火葬方法は主に以下の2つとなります。
- ペット葬儀(火葬)の会社へ依頼する
- 自治体に依頼する
前者の「ペット葬儀(火葬)会社」にお願いするのが一般的です。専門のスタッフが丁寧にうさぎの火葬を行い、遺骨を残してくれます。ただしプランによっては、他のペットと一緒に火葬を行う「合同火葬」になってしまうことも。この場合は遺骨が他のペットと混ざってしまうため手元に残すことができません。火葬をする際は業者のプラン内容をしっかり確認して、納得のいく方法でお願いしましょう。
「大切なうさぎを丁寧に火葬し、その後遺骨を残して供養してあげたい」という場合は「個別火葬(立ち会いあり)」というプランを選ぶのがおすすめです。
ちなみに後者の「自治体に依頼する方法」はおすすめしません。自治体はペットの火葬を専門で行っているわけではないので、手厚い葬儀・火葬は一切してもらえないと考えた方がいいでしょう。ほとんどのケースで合同火葬になる上、場合によってはゴミと一緒に焼却処分されてしまうこともあるからです(法律的に、ペットの遺体は一般廃棄物として扱われるため)。
うさぎの火葬費用相場
うさぎの火葬にかかる費用相場は以下の通りです。
火葬方法 | 費用 |
ペット霊園などで合同火葬 | 15,000~20,000円 |
ペット霊園などで個別立会火葬 | 20,000~28,000円 |
自治体へ依頼して火葬 | 1,000~3,000円 |
ペットの体重によって費用が変わる場合もあるので、依頼する葬儀会社などに事前に確認をしておきましょう。
うさぎが死んだ後、火葬をせずに埋める(土葬する)ことはおすすめしない
うさぎが亡くなった後、火葬せずに庭などに埋めてあげることも可能です(土葬といいます)。しかしこの方法はあまりおすすめできません。
土葬をすると以下のようなトラブルが起こる可能性もあるからです。
- 臭いでご近所に迷惑がかかる
- 虫が発生してしまう恐れがある
例えば自宅の庭に火葬をしないままうさぎを埋めてしまうと、遺体が土の中で腐敗する際に発生する匂いが外に漏れ出てしまう可能性も。場合によっては近隣住民から苦情を言われることもあるでしょう。
このようなことを避けてしっかりと供養してあげるには、火葬によって遺骨の状態にしてあげるのがおすすめです。
うさぎが死んだらすること③:供養をする
うさぎの火葬が終わった後は、供養をしてあげましょう。うさぎの供養方法は主に以下の4つです。
- ペット霊園のお墓へ埋葬する
- ペット霊園の納骨堂へ納める
- 手元供養する
- 自宅の庭へ埋める
※なお火葬時に遺骨を返却してもらっていないときは、基本的にペット霊園で他のペットと一緒に埋葬されることになります。供養方法を選びたい場合は、必ず火葬時に遺骨を返してもらえるプランを選択しましょう。
供養方法①:ペット霊園のお墓へ埋葬する
ペット霊園のお墓に納骨をすることが可能です。お墓の種類としては個別のお墓と、他のペットと一緒に埋葬する合祀墓(ごうしぼ)があります。合祀墓の方が費用を抑えられるでしょう。
埋葬費用相場については下記で紹介しているので、参考にしてください。
供養方法②:ペット霊園の納骨堂へ納める
うさぎの遺骨はペット霊園の納骨堂に納骨をすることも可能。納骨堂とは遺骨を納めることができる場所で、多くの場合室内に設けられています。納骨堂の場合も個別で納骨できるタイプと、他のペットと一緒に納骨されるタイプがあります。お墓と同じく、他のペットと一緒に納骨する方が費用負担は少なくなるでしょう。
供養方法③:手元供養する
火葬後に遺骨を持ち帰り、手元供養をすることも可能です。手元供養とは、遺骨を自宅に持ち帰って自宅で供養する方法のこと。骨つぼという専用の入れ物に遺骨を入れて、お線香をあげたりおやつをお供えしたりする供養方法です。火葬後もペットと一緒に過ごせる点がメリットとして挙げられます。
うさぎの手元供養をする際は、以下の道具を用意しましょう。
・花立て
また仏壇やおりんなどがセットになったものもあります。ペット用仏具は楽天・Amazon・Yahoo!ショッピングなどの通販サイトの他、ペット霊園などでも取り扱いがあるため一度確認してみてください。
供養方法④:自宅の庭へ埋める
うさぎの遺骨をお庭へ埋めてあげることも可能です。供養方法③で解説した、家の中で供養をする方法のお庭版と考えるといいですね。
ただし庭へ埋葬する場合、遺骨が土に還ってしまいます。もちろんこれを良しとするのかどうかはそれぞれの価値観によるでしょう。しかし遺骨をずっと残しておきたい方にとっては、この方法は向かないことを覚えておいてくださいね。
うさぎの供養にかかる費用相場
それではうさぎの供養にはどのくらいお金がかかるのでしょうか。供養方法によって変動するため以下を参考にしてください。
供養方法 | 費用 |
ペット霊園埋葬(個別) | 初期費用100,000円程度~
年間管理費5,000円程度~ |
ペット霊園埋葬(合祀) | 埋葬料5,000円程度~
永代供養料5,000円程度 |
ペット霊園納骨堂 | 10,000円程度~ |
手元供養やお庭への埋葬 | 3,000円程度から(供養品の費用のみ) |
手元供養の場合は、先ほど紹介した道具などの金額のみとなるため費用を抑えられます。
一方ペット霊園へ納骨する場合は、初期費用の他に年間の管理費も必要です。
できるだけ費用を抑えたい方は、手元供養で供養してあげると良いでしょう。
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